最近になって親知らずの抜歯をしました!
下側の左右2本です。両方とも横向きに生えており神経も近く処置が大変なやつだったので(さらに抜歯に対するトラウマもあり)、口腔外科にて静脈内鎮静法による抜歯手術を行いました。私のように恐怖に怯えている親知らず抜歯待機民の方もいるだろうと思いレポートとして記事に残しておきます。結論から言うとオススメ。
抜歯までの経緯
親知らずの存在自体は認識していたものの、虫歯でも無いし痛みも無いので抜歯は数年間ほど先延ばしにしていました。ただ去年末の定期検診にて「虫歯になってないうちにいいかげん抜きましょう!」と言われたのです(虫歯になると治療終えるまで抜けません)。ただ前述したように、抜歯が大変なやつだったので口腔外科を紹介しますとなりました。
ただ心配だったのが抜歯に私が耐えられるのかということです。実は過去に上の親知らずを1本抜歯したのですが(そっちは抜けやすいやつで歯医者さんで局所麻酔のみでした)、痛みは麻酔が効いてそこまで無かったものの歯がくだける馬鹿でかいバキバキ音に耐えられなかったのか私は軽く気絶したのでした!!! 病院自体がもともと苦手で、さらに尋常では無いバキバキ音にストレスが最高潮になったものと思われます。「親知らずの抜歯なんてたいしたことないでしょ〜笑」と言ってくる人はまじで悔い改めてほしい(ホントにこういう人多い)。
それ以来、抜歯がトラウマとなっており下の親知らずだと最悪ショック死するんじゃないかと真面目に思っていました。そこで調べてみたところ、局所麻酔に加えて全身麻酔 or 静脈内鎮静法という麻酔をする手術があるそうなのです。私のようなトラウマ民や嘔吐反射がある方がやる麻酔らしい。
全身麻酔なら眠ってる間に全部終わるので良いなあと思ったのですが、調べたり歯医者さんに聞いたりしたところ10万円近くかかるとのこと……私の財力をはるかに超越しております。一方で静脈内鎮静法だと5万円ほどだそうです(これでもまあまあ高い)。こちらはギリギリ意識があるぐらいのリラックス状態で手術を行うというものらしい。
途中で覚醒しないかだいぶ心配だったのですが、いろんな方の感想を調べたり口腔外科の先生にも聞いたところ気づいたら手術終わってるぐらいの感覚とのことで、こちらの麻酔を採用。あと全身麻酔だと2泊3日の入院らしいのですが、静脈内鎮静法だと1泊2日で良いというのも理由でした。
注意事項として、入院の前後にも診察や抜糸があるのでその分は別にお金がかかると思った方がよいです。また、日帰り手術&保険適用で静脈内鎮静法をしてくれる歯医者さんもあるにはあるらしい(値段不明ですがもっと安くなると思います)。私は術後にその存在を知ったので選択肢にすら入りませんでした。ただ、術後のケア等も考慮すると口腔外科で入院というのも悪いわけではないかなとも思います。
手術までの流れ
手術より前にはCTや血液検査をしました。そして前日にはPCR検査も。結果、問題ないとのことで入院! 午前中に口内のクリーニングしたり点滴うったりして、昼過ぎに手術です。ちなみに当日の朝8時以降は食事禁止、11時以降は水すら禁止だったのでまあまあお腹すきました。
ビクビクしつつも好奇心旺盛でもある私は「麻酔で意識なくなるのかなー」など考えつつ手術時間となりました。ちなみに腕に点滴の針が刺さっており、そこから静脈内鎮静法の麻酔が注入されます。意識がほぼ無くなってから局所麻酔の注射も行うので、先端恐怖症の方も安心です。私も「麻酔いれますねー」と言われた数分後には意識無くなり、気づいたら病室のベッドで横になっていました! 麻酔最高!
正確には治療椅子からの光景がぼんやり記憶に残ってはいたのですが、それも一瞬です。麻酔中は無意識で喋ったりする場合があり、変なこと言ってないか心配になりました(後で聞いたところ何か言ってたらしい)。
術後のおはなし
術後は痛み止めを飲んでいるものの、まあまあの痛みです。口内は血の味がします。夕方には病院食が出たのですが、口が動かせないので食べるの大変でした(おかゆなどほぼ液状のメニュー)。
次の日起きたら噂通りめちゃくちゃ腫れてて笑いました。朝一でまた診察していただき、問題ないとのことで痛み止めをもらい無事退院! 昼過ぎにはさらに倍ぐらい腫れてめちゃくちゃ笑いました(口動かせないのですが)。そして退院後に気づいたのですが、返却してもらった入院関連の案内用紙にいつのまにか血だらけの親知らずが貼り付けられておりちょっと笑いました。
その後、腫れは2日ほどでひいたのですが痛みがずっと続く! ちなみにこの記事執筆時点で抜歯から10日ほどたっているのですがまだ痛い! 死ぬほど痛いって感じではないですが、まあまあ辛いなという痛みがエンドレスです。1ヶ月たっても痛いという感想を見かけて絶望しております。あと日数が経つと筋肉痛っぽい痛みになると聞いていたのですが、私も似た感覚です。
病院で処方してもらった痛み止めも足りなくなったので、市販の頭痛薬を使っておりますがこっちの方が効いているような気もします。加えて個人的な感想ですが、頭を横にするとより痛くなるので枕は高めにしておいた方が寝る時に楽かもしれません。
ちなみにスケジュール的な都合で抜糸はまだです。そっちもビビってはいるのですが、抜糸自体は一瞬で痛みも無いと聞いているのでちょっと気が楽になりました(そのうち追記します)。抜歯と抜糸ってややこしいな。
※追記
抜糸しました! 糸を抜くの自体はそこまで痛くなかったのですが、抜歯前後で穴に詰まっていた食べカス(歯磨きしていったのですがそれでも取りきれないぐらい穴に詰まる)を掃除するのに、水かけたり吸い込んだりするやつがまあまあ痛かったです! ただ抜糸自体はほんとにすぐだったので耐えられるレベルかなと思います。ちなみにTwitterで抜糸の感想調べていたら、糸が埋まってしまい局所麻酔で取り除いたって方がいて恐怖しました。
ただ、穴が塞がって完治するまで半年ぐらいかかるよと言われ絶望しております(骨削ったらそれぐらいかかるらしい)。というのも一番困っているのが抜歯後の穴に食べカスが詰まること! ほんとに歯磨きや口ゆすぎでは取れない! といっても穴を棒でほじくるわけにはいきません。これが半年も続くと考えるとテンション下がりまくりです……炎症の原因にもなりますし。
なんとかならんかねと調べたら、シリンジ使うとめっちゃ食べカスが取れるらしい! 特に以下に貼ったバンコの「ぞうさん」というやばい名前のシリンジが私のAmazon 買い物史上、一番評価が高かったので病院での待ち時間中に注文しました! 記事にもしたので皆さんもご参考までに。
さいごに
ざっくりな説明となりましたが、以上が静脈内鎮静法による親知らず抜歯レポートとなります。仕事の作業進捗にめちゃくちゃ支障出てるのではやく痛み引いてほしい! また、世の管理職のみなさまは親知らず抜歯した社員には優しくしてあげてください。
もし本記事が参考になりましたらシェアいただけると嬉しいです! 他の狂った記事も暇であれば是非チェックしてみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。