詩人である田村隆一の詩やエッセイがまとめられた書籍「ぼくの鎌倉散歩」を読みました。感想をば。
- 湘南某所の本がたくさんあるカフェに通って読みました。
- 氏が住んでいた鎌倉が詩やエッセイを通して語られている。
- 昭和末期ぐらいの話が多い。私の生まれる前の鎌倉。
- 当時からすでに鎌倉は観光地と化しており、人々の生活が垣間見える路地や自然の草花が減っていく街の様子を憂いている記述が多い。同時に1970年に鎌倉に移り住んだ自分のことをまだ新参者だと言っていた気がする。
- 悪い捉え方をすると老◯みたいな語り口だが、氏の文章センスもあってエンタメとして楽しめる。
- 30~40年は経過していると思うのだが、街の見方が現代とあまり変わっていないと思った。
- 氏の写真がどれもオシャレ。
- かわいい鎌倉の散策マップが載っている。
- 「牡蠣」という詩が載っているのだが、"インターネットのハッカー"という言葉が登場しており、下駄で鎌倉を歩き回っていた氏とのギャップに驚く。
- 60代でギャル。
- モダーン。
以上です。
