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限界クリエイターのブログ

「日本庭園のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 鑑賞のコツ超入門」を読む(ちょっと難しい)

作家、建築家の宮元健次さんの本「日本庭園のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 鑑賞のコツ超入門」を読みました。昔から枯山水が好きでちょっと勉強してみようと思ったので。

 

 

 

  • 本の序盤が仏教との関係性や庭園の歴史など、「庭園にあるこれはなんだろう?」ぐらいの軽い感覚で読み始めるとだいぶ取っ付きにくい。おそらく、庭園のことを学ぶ前提としてこれぐらいの前提は知っておけ的な感じかも。
  • ただページごとに細かく内容が別れているため、気になるところから読むスタイルでも読書欲を維持する上で良いかも。
  • また、文章内に専門用語や固有名詞が大量に散りばめられており(もちろん語句の説明をちゃんとしてくれている部分もあるが)、読みながら「?」の数が増えていくみたいな状況に陥りがちだった。
  • 神殿造りや書院造りというワード、子どものころ歴史マンガで見かけたなあ。
  • 「この庭の造りは仏教のこういう考え方がもとになっている」的な説明があっさりされているため、ちゃんと読み進めるには心許ない。
  • はじめに本の内容をざっと眺めた時、写真が多めで分かりやすそうと思ったがその入り方はけっこう危ないかも(人による)。
  • 逆に捉えると日本庭園の世界にはそれだけ知らないことが溢れているということで、ネット検索でもしながらがっつり勉強するスタイルがお勧めかもしれない。
  • 西欧の整形式庭園との違いが文章内で挙げられているが、「自然には敵わんなあ」と自分もよく感じるので日本庭園のあり方が自然なもの、作品のコンセプトとして共感を覚えやすい。
  • 「死」を身近なものとする感覚を個人的には好意的に捉えているので、そういった意味で庭園は良き触れ合える存在である。
  • ちゃんと読み終えるころには庭園の見方・楽しみ方がだいぶ変わるなあという意味で良いきっかけとなる本である。

以上です。忙しくてざっくり読み進めてしまったので、改めて勉強する時間を取りたい所存。