先日、DMM.make AKIBAにて自分が所属する会社のパーティーを開催させていただきました(お越しいただいた皆様ありがとうございます!)。
そのイベントにて人生初のDJに挑戦してみたのですが、初心者ということもあり色々大変だったので備忘録的に記録しておきます。
まずDJをやることになったのがイベントの5日前ぐらいでした。それまでの私は家で2~3回ほど後述するDJアプリで遊んでいたぐらいでしたので本当にやるかけっこう迷ったのですが、お客さんもほとんど近しい人の予定だったので逆に良い機会だと思って挑戦してみることに。
イヤホンしか持っていなかったのでまずはヘッドホンの購入です。以下のヘッドホンが値段が安くDJ機器でも有名なパイオニア製ということで買ってみました。

パイオニア Pioneer SE-M521 ヘッドホン 密閉型/オーバーイヤー ブラック SE-M521 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: パイオニア
- 発売日: 2014/02/14
- メディア: エレクトロニクス
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prime価格で1,216円だったのですが、音質もそんなに悪くなく耳もあまり痛くならないのでなかなか良かったです。
ただこれが届いたのがイベント前日の朝で全然時間が無い。
その日の夜11時ぐらいから朝方5時ぐらいまでイベント用の選曲とDJプレイの練習でなかなかしんどかったです。
ちなみにDJアプリにはMixxxというフリーでしかもオープンソースのDJアプリを使いました。無料なのになかなか多機能で有名なソフトです。
初心者の私はDJコントローラーは持っていないのでキーボードでぽちぽち操作することになります。めちゃくちゃやりにくいですが時間もお金も無いので我慢です。
※余談で過去にOrpheをMIDIコンとしてMixxxを操作したりもしましたが、これでDJ完結させるのは厳しいので今回は無し。
あとは機材周りの不安材料の消化です。
DJやるには音のスピーカーへの出力とモニター用(次に流す曲をチェック)のヘッドホンへの出力を分ける必要があります。
音響機材に詳しい同僚のkentさんにミキサーの扱いや、元AKIBAスタッフのたみお君に会場設備の話を聞いたところ(夜遅くにありがとう)、会場のミキサーへの接続に手持ちのMacbookに一つしかないオーディオ出力端子を使うことになります。そうなるとヘッドホンを繋げる端子が足りません(ミキサーにヘッドホンを繋げてPCからの出力を分けることは機材スペック的にできないみたいです、チャンネル数が足りない?)。BLE接続のヘッドホンをPCに接続して出力を分けることはできますが、音の遅延が発生するのでモニターには向いていません。
色々迷ったんですが、最終的にUSBとオーディオの変換ケーブルでいけるのでは?ということで以下のやつを購入しました。

iBUFFALO USBオーディオ変換ケーブル(USB A to 3.5mmステレオミニプラグ) Mac PS3でステレオミニプラグ接続のヘッドセットが使える ブラック BSHSAU01BK
- 出版社/メーカー: バッファロー
- 発売日: 2012/05/08
- メディア: Personal Computers
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これに気づいた時点でイベント当日の朝5時とかなのでAmazon注文では間に合いません。お昼前にビックカメラで購入しました。
お昼頃、動作チェックして出力を分けられることを確認。
この変換ケーブルで音量調整もできます。
Mixxx側ではPreferencesから出力チャンネルの設定ができます。
この画像では「ヘッドフォン」→「USB PnP Sound Device」というのが変換ケーブルで接続したヘッドホンです。マスターとチャンネル一緒になっちゃっていますが(本当はチャンネル3-4とかに当てはめるべき)、このチャンネル数はPCのサウンドカードに依存するみたいです。微妙にヘッドホンからの音がマスターからの出力と被って聞こえるのですが我慢です(後日調べるとUSB接続の外付けサウンドカードでチャンネル数増やせたかも、よく分かりません)。
何とか機材周りもクリアできそうです。夜の会場準備でさっそく音の出力チェックを行いました。
しかし、先ほどはヘッドホンでモニターできていたのに会場のミキサーに接続するとヘッドホンから音が出ないのです……
これも非常に迷ったのですが、Macのサウンド設定の出力先が悪かったみたいです。変換ケーブルの「USB PnP Sound Device」を選んだらうまくいきました(事前チェック時はスピーカーを変換ケーブルの方に接続していたから、それで自分の認識がこんがらがったかも)。
ミキサーの方に繋げているのに名前が「ヘッドフォン」ていうのも混乱するな……
こうして何とか環境も整い無事DJすることができました(プレイの技術的にはたくさん改善点があるのですが……)。
DJに限らず、やはり現場での経験を積まないとプレイヤーとしては成長できませんね(昔クラブでVJもどきをしたときも機材周りで苦労した)。
人前でやるのはもうちょっと上手くなってから……というより、まずは何事も挑戦するべきだなと再確認できました。
〜完〜